意外と知らない【婚姻届の書き方やルール】について徹底解説!
目次
はじめに
結婚を決めたおふたりがまず最初にすることと言えば「婚姻届の提出」です。名字はもちろん、戸籍やあらゆる法的な手続きが変わりますよね。
でも実際何を準備すればいいのか、どのように書けばいいのか詳しいルールはその場になってみないとわからないもの。
そんなおふたりの手助けとなるよう婚姻届のHow Toをチェックしていきたいと思います!
婚姻届記入時に準備するもの
婚姻届
全国の役所や出張所などで受け取ることができます。または、ゼクシィでも可愛らしい婚姻届がついているのでそちらを活用してもOKです。
間違えてしまった時ように、予備を2.3枚用意しておくと安心ですよ!
戸籍謄本
婚姻届提出時、戸籍の全ての内容がわかる戸籍謄本が必要となります。
ただし、おふたりの本籍地と同じ場所に婚姻届を提出する場合は必要ありません。どちらかが本籍を離れる、もしくはおふたりが本籍とは全く違う土地に引っ越すという場合のみ用意しましょう。
戸籍謄本はどうやって手に入れる?
本籍のある役所から「交付申請書」をもらい、必要事項を記入して提出するとその場で受け取ることができます。
遠方や忙しくて取りに行けない場合、代理人や郵送という方法も可能です。ですが、その際「委任状」が必要となるので事前に準備しておきましょう!
本人確認書類
氏名や住所、生年月日などが記載された本人と確認できるものです。
有効期限があるものは有効期限内のものに限るので注意しましょう!
また、1点の提示でいいものと2点提示が必要なものとでばらつきがあるので、そのあたりも確認しておくことをおすすめします!
本人確認で必要な書類
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- パスポート
おふたりの印鑑
おふたりの印鑑も必要です。婚姻届は公的文書ではありますが、銀行印や実印など登録してあるものでなくてもOKです!
ただし、シャチハタは形が変形してしまう恐れがあるので避けたほうがベターですよ!
20歳以上の方の証人ふたり
- 両親
- 兄弟
- 親戚
- 仲人
- 友人
婚姻届の提出には、20歳以上の証人ふたりの署名と捺印が必要です。
20歳以上であれば、上記の誰が証人になっても構わないのでふたりで話し合って決めてくださいね♪
婚姻届の書き方
ここからは、婚姻届の書き方や注意点に触れていきます。
写真のアルファベットと照らし合わせながら、参考にしてみてください!
A.届出日
婚姻届を提出する年月日を記入します。戸籍として残る日付なので、記念日や縁起のいい日にするとお互いに気分も上がるのではないでしょうか?♡
B.氏名・生年月日
旦那さまと奥様の氏名を、それぞれ直筆で記入します。氏名の漢字は、戸籍に登録されているままの字を記入してくださいね!
また、「生年月日」の年は西暦ではなく、和暦(平成、令和などの元号)で記入しましょう。
C.住所・世帯主の氏名
旦那さまと奥さまが現在住んでいる住所(住民票がある住所)と世帯主を記入しましょう。
もし、新居の住所を記入する場合は、先に引っ越し先の役所に住所変更届を提出しておく必要があります。早めに手続きは済ませておいたほうがいいかもしれませんね!
こちらも氏名の漢字、本籍の住所は戸籍に記載されているものと同じ漢字で書きます。
D.本籍・筆頭者の氏名
本籍の記入も忘れずに。現住所とは違い、戸籍謄本に書かれている住所が本籍となるので、間違えないようにしましょう!
本籍の欄にある「筆頭者の氏名」は、戸籍謄本の最初に書かれている人の名前を書きます。
筆頭者が亡くなっている場合でも、最初に書かれている人が筆頭者になります。
外国籍の場合は、国籍(フランスなど国名)を日本語で記載すればOKです。
E.父母の氏名・続き柄
父母が婚姻中や死別の場合は父は氏名を、母は名のみ記入します。離婚されている場合は、現在の氏(姓)も書きます。
「続き柄」は、長男長女はそのまま「長」と書きますが、二男二女、三男三女などは「二」「三」「四」と漢数字で書きます。「次男」「次女」とは書きませんのでご注意を。
F.結婚後の夫婦の名字・新しい本籍
結婚後の名字は、旦那さまか奥さまどちらの名字を名乗るのかチェックをつけましょう。
新しい本籍は、おふたりの本籍となる住所を記入します。これから先、戸籍謄本を取り寄せられる唯一の場所となるので、通いやすい所にしておくと安心です!
G.同居を始めたとき
結婚式を挙げた日または、同居を始めた日のどちらか早い方の日付を記入します。こちらも和暦(元号)で。
もし提出時に結婚も同居もしていない場合は空欄で提出してもOK!
H.同居を始める前の夫妻のそれぞれの世帯のおもな仕事
結婚前の世帯の職業を書きます。
一人暮らしだった場合は本人の仕事内容を、家族と同居していた場合は、その世帯主の仕事について当てはまるものを6つの中から選び✔️します。
I.夫婦の職業
国勢調査のある年にだけ記入します。国勢調査は5年に一回、2020年、2025年など西暦の5の倍数の年にあります。
該当する年以外の人は記入しなくてOKです。尚、記入が必要な年は役所の窓口に職業一覧が設置されているので、その中から選んで記入します。 会社名の記入は必要ありません!
J.届出印署名捺印
おふたりの婚姻前の氏名を、本人の直筆で署名・捺印します。印鑑も旧姓のものを使用するようにしましょう。シャチハタ以外の印鑑で捺印するようにしましょう!
K.日中連絡のとれるところ
提出した書類に不備があった場合の連絡先となるため、日中につながる電話番号(携帯番号など)を記入します。夫婦となるおふたりが記入する欄は、ここまでになります。
L.証人
婚姻届の証人とは、おふたりが合意のうえで婚姻を証明する人のことです。前述でもありますが、20歳以上でおふたりの婚姻を知っている人であれば誰にお願いしても大丈夫です。
証人にも署名・捺印の欄があるのですが、こちらも本人の直筆で書いてもらうようにしましょう。
証人についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい!
入籍日の決め方は?
入籍日の決め方は人それぞれで、おふたりの記念日や縁起のいい日になど基準は様々です。
大安と違い、天赦日や一粒万倍日はその年によって違うので、一年の始まりに調べてカレンダーに控えておくとわかりやすいですよ!お財布を新調する日もこの日がおすすめです♪
また、そういった縁起をあまり気にせず記念日やクリスマスなど、日にちそのものに愛着がある日に籍を入れる方も多いです。
縁起のいいとされている日
- 大安
- 天赦日
- 一粒万倍日
入籍日=提出日!
婚姻届の提出日が、入籍日となります。もし夜間や窓口が開いていない時に提出してしまった場合は、翌日以降の受理となるので注意しましょう。
提出後の手続き
婚姻届提出後、各種手続きの変更が必須となります。各種名義変更、保険関連、社会保険等あらゆる部分で手続きが必要となってくるので早めに変更するようにしましょう。
おわりに
婚姻届で必要なものや、書き方、ルールを把握し奥さまとスムーズに入籍できる準備をしてみてください!