ジェンダーレスの世の中だからこそ知っておこう!【LGBT】の基本と結婚における現状
目次
はじめに
最近話題にもよく上がる「LGBT」。海外では法整備も整ってきており段々と認められてきている印象ですが、日本では課題が多く残っています。
国民全員が生きやすい世の中になるよう、みんなで声を挙げて制度改正や見方を見直していくよう推奨していきたいですね。
そこで今日は、近年活発になっているLGBTの活動について、基礎知識や知っておきたいことをチェックしていきたいと思います!
LGBTとは
LGBTとは、様々な性的マイノリティのうち、代表的な
「レズビアン(女性同性愛者)」
「ゲイ(男性同性愛者)」
「バイセクシュアル(両性愛者)」
「トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)
の4つの頭文字をとった総称です。
最近では、性的マイノリティの中でも狭い範囲を示しているこの総称をやめ、「SOGI(ソジ)」「LGBTQ+」という言葉を使うことも広まってきています。
性に関して多様性があることから「性はグラデーション」とも言われ、虹色をモチーフにしていることが多いです。
LGBTにおける日本の法律・制度
今の日本では、残念ながらLGBTにおける法律や制度が整っておらず、法律の追加をするよう協議しているのが現状です。
全世界とのLGBTコミュニティにとって必須の法律である「LGBT平等法」を成立させるよう、1日も早い国会の協議のもと成立するよう願うばかりです。
日本と海外の取り組みの違い
日本の現状
2016年頃から、教職員向けに記したLGBT生徒への対応手引きや、いじめ防止基本方針の改訂が行われています。ですが、いまだに差別やいじめがあるのが現状です。
また、異性カップルと同等の権利が法的に保障されていないのも課題のひとつです。同性パートナーへの遺産相続権がないことや、生殖医療の適応などまだまだ法的整備が整っていないため、今後の大きな課題となっています。
LGBTの人にとっての不安
先ほどの日本の現状から見ても、まだまだ偏見が拭いきれなかったり制度が整っていないことから、LGBTの方が生活しやすい世の中とは言い切れません。
それに伴い、カミングアウトしにくいのが現状です。まだ同性愛者や両性愛者の人がいることに抵抗を感じてしまう方、いじめの対象になってしまうのではないか、変な目で見られたらどうしよう。いろいろな不安が重なります。それらの不安が「カミングアウトする」という行為を遠ざけてしまっているのです。
結婚制度について
LGBTの結婚制度は、残念ながら課題の山積みです。現在の日本の法律上、「パートナーシップ法」や同性婚を認める法律は存在していません。これは、パートナーとの関係性も法的に保護されていないことを意味します。
大好きな人と結ばれたはいいものの、法的に保護されていないのは辛すぎるお話です。1日も早く、同性婚を認める法律が正式に追加されることを願うばかりです。
海外のLGBTにおける取り組み
海外の現状
少なくとも日本よりは理解や整備が進んでいます。1970年代に初めて法的権利の獲得や、差別撤廃運動が行われました。
そこから時代が進むと共に、有名人のLGBTであるという公言や「ゲイパレード」の参加者が320万人を突破するなど理解をして欲しいという行動が徐々に広まっていきました。
そして2011年、国連人権理事会が性的マイノリティに基づく暴力行為や差別に強い懸念を示したため、決議が採択されました。
そして2015年。ついにアメリカで異性カップル同様に法的な保証が認められるようになりました!さらに嬉しいニュースは続き、ベトナムでは同性婚を禁止する法律が廃止となり、事実上の同性婚が可能となりました!
このように、少しずつLGBTの方たちを保護する法律が制定されてきています。
そのような一方で. . .
その一方で、悲しいことにLGBTに対し強い圧力をかける国もあります。同性愛を宣伝することを禁止する法律、同性婚を禁止する法律、さらには同性愛者だと分かった人には罰則を与える国も存在します。
積極的に受け入れようとする国もあれば、そうでない国があることも確かです。まだまだ全世界共通でLGBTを認め合えるようになるには時間が必要で、この溝を少しずつでもいいので埋めていければと思うばかりです。
共通の取り組み
日本でも海外でも、最近LGBTをテーマにした映画がいくつか見られるようになりました。賞を受賞した作品もありますよね♪
こうしたメディアを使って理解を深めようとする動きはとても大切なことだと思います。差別や偏見の目が緩和されたり、世の中的にいろんな性の形があっていいんだと思わせてくれる先駆けにもなります。
LGBTの方たちにとって自由に表現ができる日常に近づくための、ひとつのツールとなっていてほしいですね♪
LGBTの企業の取り組み
まだまだ整備が進んでいない日本ですが、幸せな事例もあります。最近大手企業を中心に自社サービスへ適応させている企業も増えており、結婚のお祝い金や休暇制度など福利厚生に組み込んでいる事例もあります。相談窓口を開設するなど、寄り添った姿勢に心が温まりますね♡
おわりに
今日はLGBTについて触れていきました!たくさんの方に現状や知識を知っていただけると嬉しいです。デリケートな問題ではありますが、寄り添っていければと思います♪