【入籍後にやるべき7つのリスト】結婚が決まった後の手続きを解説!
はじめに
入籍して氏名変更がされる時、免許証や銀行口座、保険の名義などの変更手続きが必要となります。役所や窓口に出向いたり、ネットや郵送で行うものなど、入籍前後はなにかと手続きでバタバタしがち。やることがたくさんあると何から手を付けていいのかわからないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は手続きを順に沿って分かりやすく解説いたします。
目次
転出届・転入届・転居届
入籍するにあたって新居に引っ越す場合や、どちらかの住居に住むため住所が変更になる場合は転出届と転入届、もしくは転居届の提出が必要となります。
転出届
届出先
現住所を管轄する市区町村役場
手続き内容
引っ越し日までの14日以内に提出し、「転出証明書」をもらう
届出人
- 本人
- 世帯主、代理人でも可
提出時の持ち物
- 印鑑
- 国民健康保険被保険者証
- 本人確認書類
転入届
届出先
新住所を管轄する市区町村役場
手続き内容
新居に住み始めてから14日以内に提出
届出人
- 本人
- 世帯主、代理人でも可
提出時の持ち物
- 印鑑
- 転出証明書
- 本人確認書類
- 年金手帳(国民年金の場合)
- 住民基本台帳カード(あれば)
※本人が届け出る場合は印鑑不要
※引っ越し手続きにともないガス、電気、水道などのライフライン関連の手続きを忘れずに行いましょう。
転居届
転居届は、引っ越し後も住所を管轄する市区町村役場が変わらない場合に届け出るものです。これまでの市区町村役場にて転居届を提出することで、住民票の書き換えが行われます。
印鑑登録
印鑑(実印)は住んでいる住所を管轄する市区町村役場にて登録を行いますが、転出届を提出して管轄する役場が変わる他、入籍をして苗字が変更になると自動的に失効します。そのため、転居届や転入届を提出する際、新たな住居を管轄する市区町村役場にて印鑑登録を行いましょう。
※入籍と引っ越しをしたが、管轄する住所が変わらない、かつ苗字も変わらないという場合は手続き不要
届出先
新住所を管轄する市区町村役場
手続き内容
役場にある印鑑登録申請書に沿って記入
新たに登録する印鑑とともに提出する
届出人
- 本人
- 代理人
持ち物
本人の場合
- 登録してもらう印鑑
- 本人確認書類
代理人の場合
- 代理人の印鑑
- 代理人の本人確認書類
- 委任状
住民票、婚姻届受理証明書の取得
住民票は免許証の変更に必要となり、銀行の名義変更には免許証もしくは戸籍謄本が必要となります。入籍後は免許証や、身分証明書が必要となるため、入籍後は早めに住民票を取得しておくと後の手続きがスムーズです。
また、新姓が記載された最新の住民票をいち早く入手するときに役立つのが、婚姻届受理証明書です。通常、新姓が反映されるまでに時間がかかる住民票ですが、この書類を持って住民票の住所地を管轄する役場に行けば、その場で新姓に変更してもらえます。
住民票
届出先
住民票の住所地を管轄する市区町村役場
手続き内容
住民票請求用紙に写し内容や枚数などの必要事項を記入し、規定の収入証紙を購入して窓口に申請
届出人
- 本人
- 同一世帯人、代理人も可
持ち物
窓口に来た人の本人確認書類
(代理人の場合は委任状も)
婚姻届受理証明書
届出先
婚姻届を提出した市区町村役場
手続き内容
婚姻届が受理された後に、収入証紙とともに申請
届出人
本人
持ち物
発行手数料
公的医療関連の手続き(国民健康保険、国民年金など)
対象者
入籍後、健康保険や年金の区分が変更になる人は手続きが必要となります。対象者は「第1号被保険者」になる人と「国民健康保険」に加入する人です。また、既に国民年金と国民健康保険に加入している人は、名義と住所の変更を届け出ます。
いわゆる第2号被保険者、第3号被保険者の人は、保険に加入している会社側が手続きを行ってくれるため、自分で行う届出はありません。そのため、入籍後は会社側へすみやかに氏名や住所地の変更などを申し出ます。
第1号被保険者 or 国民健康保険に加入する人
届出先
新住所を管轄する市区町村役場
手続き内容
既に加入している人
入籍から14日以内に窓口で氏名と住所の変更を申し出る
これから加入する人
退職後すぐに窓口で新たに加入したい旨を申し出る
届出人
本人
持ち物
既に加入している人
- これまでの国民健康保険証(交換する必要があるため)
- 認印
これから加入する人
- 認印・退職日が分かる書類
運転免許証の氏名・住所変更
事前に取得していた住民票を持参し、運転免許証の変更を行います。免許更新前の免許証には、裏面に新しい本籍と氏名を記載されます。警察署での手続きが早くておすすめです。運転免許証は身分証明書として役に立ちますので免許を持っている人は早めに変更手続きを。
届出先
- 新住所を管轄する警察署
- 運転免許センター
- 運転免許試験場
手続き内容
届出先に置いてある運転免許証記載事項変更届を記入し、必要書類とともに窓口に提出します
届出人
本人
持ち物
- 新しい住民票(原本だと安心)
- 縦3.0㎝、横2.4㎝の申請用写真1枚(県が変わる場合に必要)・認印
その他の各種手続き(銀行、クレジットカード、生命保険など)
住民票や戸籍謄本の取得ができて、運転免許証の変更手続きが済めば、銀行やクレジットカード、生命保険などの手続きをスムーズに行うことができます。
銀行の名義変更
必要書類
- 新旧名義を確認できる公的証明書(戸籍謄本、住民票、運転免許証など)
- 通帳
- 証書
- キャッシュカード
- これまでの届出印
- 新たに登録する届出印 ※銀行により異なることがあるため、HPで要確認!
手続き方法
必要書類を持って銀行窓口で申請する
クレジットカードの名義変更
必要書類
- 対象のクレジットカード
- 新たな印鑑
- 身分証明書
手続き方法
カードセンターや支店の窓口で変更を申し出るか、インターネットや郵送で変更手続きを行う
※カード会社により変更方法は異なるため、要確認!
生命保険の名義変更
必要書類
- 印鑑
- 身分証明書
- 保険証券
※上記があると安心です。必要書類は保険会社に問い合わせましょう。
手続き方法
営業担当者に問い合わせると手続きが早いインターネットのマイページで行える保険会社もありますが、結婚すると保険金の受取人などが変更になる人もいます。詳しくは営業担当者に問い合わせてみましょう。
会員登録系の変更(携帯など)名義、住所変更
必要書類
- 身分証明書
- 料金支払いに必要な銀行のキャッシュカード、もしくはクレジットカード
※お使いの携帯会社のホームページで要確認
手続き方法
各キャリアの店頭や、インターネットから変更
おわりに
入籍後は住所の変更や印鑑登録、国民健康保険や国民年金への加入など人によって行う手続きはさまざま。手続き疲れの負担を少しでも減らすために、入籍前の少しの余裕を見計らってやることリストをまとめておけばスムーズに終わりますよ。