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    どのスタイルで挙げる?【教会式・神前式・人前式】3つのスタイル

    はじめに

    結婚式と聞くと、どんなイメージを持つでしょうか?

    教会でウェディングドレスを着て…または和装でどこかの神社?とふんわり思い浮かべる方も多いのではないかと思います。

    日本で行われる主な挙式のスタイルは3つ。それぞれの特徴や、流れをご紹介します⭐️

    主な3つの挙式スタイル

    日本で行われている挙式には、大きく分けて【教会式・神前式・人前式】の3つがあります。

    全国冠婚葬祭互助協会のアンケート調査によると、教会式が全体に占める割合が最も高く、次いで神前式(しんぜんしき)、人前式(じんぜんしき)となっています。

    ただ他社の調べですと、教会式に次いで人前式の割合が多くなっていますので、1番多いのは教会式で、神前式と人前式は、年代やその年によって違いがありそうです。

    教会式

    教会式の特徴

    日本で1番多く選ばれているスタイルです。教会式とは、チャペルで神様に愛を誓う挙式の形。ウェディングドレスを着た花嫁が父親と歩くバージンロードは、花嫁のこれまで歩んできた「人生」を表すのだそうです。教会の扉には「誕生」の意味があり、それを開くことで、花嫁の「人生」が始まります。このように花嫁の一生を表しているバージンロードは、とても神聖なものとされており、ゲストは教会に入る際も扉からではなく、両側の出入り口から入ります。司会進行は牧師で、聖歌隊やオルガニストもいて厳かな雰囲気で執り行われます。

    教会式の流れ

    1. 【新郎入場】新郎入場が先に入場。牧師と共に新婦を待ちます。

    2. 【新婦入場】母親にベールを下げてもらったあと、父親とバージンロードを歩いて新郎の元へ。

    3. 【賛美歌斉唱】ゲストや親族など全員起立して賛美歌斉唱。

    4.【聖書朗読】牧師が、結婚に対する聖書の教えを朗読して、神に祈りを捧げます 。

    5. 【誓いの言葉】牧師が神様と列席者全員の前で、新郎新婦が夫婦になったことを宣言し、新郎新婦が永遠の愛を誓い合います。

    6.【指輪交換】結婚の証として指輪を交換。新郎→新婦の順でお互いの薬指にはめます。

    7.【結婚証明書に署名】新郎・新婦、続いて牧師または証人が結婚証明書にサインをします。

    8. 【誓いのキス】愛を誓い合った印として、新郎新婦がキスをします。

    9. 【退場】ゲストに見守られながら、新郎新婦が腕を組んでバージンロードを歩き退場。

    神前式

    神前式の特徴

    神前式は、日本の伝統的な神道という宗教に則った挙式スタイルで、それぞれの地域の神様に2人の永遠の愛と両家の縁を誓い、神職と巫女が両家の縁を結ぶ、日本古来からの伝統的な儀式儀式です。日本の美を重んじる神前式は、近年再び人気が高まっています。場所は、必ずしも神社で行わなければならないわけではなく、ホテルや専門式場に併設されている神殿でも行うことが可能です。衣裳は和装が鉄則で、古来日本で神聖な色とされている白で揃えた伝統的な「白無垢(しろむく)」が最も格式高い衣裳とされています。白無垢同等の格式である、「色打掛(いろうちかけ)」も着ることができます。

    神前式の流れ

    1.【参進の儀(さんしんのぎ)】結婚の儀を告げる雅楽が流れる中、斎主と巫女に先導され、新郎新婦と参列者が一列になって神殿へと向かう。(花嫁行列とも言う)

    2.【入場】斎主、新郎新婦、仲人、親、親族が入場。

    3.【修祓(しゅうばつ)】一同起立し、斎主による祓詞(はらいことば)と、清めのお祓いを受ける。

    4.【祝詞奏上(のりとそうじょう)】斎主が神前にふたりの結婚を報告し、幸せが永遠に続くよう祈る。

    5. 【三献の儀(さんこんのぎ)】新郎新婦が神酒で三三九度の盃を飲み交わし永遠の契りを結びます。

    6.【誓詞奏上(せいしそうじょう)】新郎新婦が神前に進み出て、誓詞(=誓いの言葉)を読み上げる。

    7.【玉串奉奠(たまぐしほうてん)】新郎新婦が玉串を自らの手で神前に捧げ、続いて二礼二拍手一礼する。

    8. 【指輪交換】新郎→新婦の順で指輪をお互いの薬指にはめます。

    9. 【親族盃の儀】両家の結び付きを祝い、新郎新婦と参列者が全員で神酒を3口で飲みます。

    10. 【退位】神前に一同で拝礼して、全員で退出。

    人前式

    人前式の特徴

    人前式の最大の特徴は、神仏ではなく、結婚式に列席するゲスト全員に向けて結婚の誓いを立てるということ。宗教とは無関係なので、新郎新婦の宗教的背景にもこだわることなく、自分たちの好きなように場所や演出などを決めることができます。教会やホテル、ゲストハウスなど自由な場所で挙げられるので、費用も抑えることができたり、自分たちの好きな衣裳を着ることができます。ウエディングドレスを着ても良いですし、カジュアルなドレスコードに設定してもOKです。また、人前式だとチャペルで和装を着ることも可能。他の挙式スタイルと比べると自由度が高く、ゲストとの一体感が感じられるアットホームな雰囲気で行われることが多いです。

    人前式の流れ

    1.【入場】新郎新婦入場。お2人揃って、または教会式のように新郎→新婦の順でもOK。

    2.【開式宣言】司会者が開式を宣言。ゲストに結婚の証人となってもらうことを説明。 

    3.【誓いの言葉】新郎新婦お2人で考えた誓いの言葉をゲスト全員の前で朗読。

    4.【指輪の交換】結婚の誓約として指輪を交換。新郎→新婦の順でお互いの薬指にはめます。 

    5.【結婚誓約書に署名】新郎新婦と、ゲスト代表が結婚証明書にサインします。

    6.【結婚の宣言】司会者が結婚証明書をゲストに見せ、新郎新婦の結婚を宣言。

    7.【閉式宣言】司会者が閉式を宣言。ゲストに結婚立ち会いの礼を述べます。 

    8.【新郎新婦退場】2人で腕を組んで退場。

    ⭐️人前式の式次第には決まった形式がないのも特徴ですので、上記の流れにとらわれず自由に演出を考えてみてくださいね。

    おわりに

    いかがでしたか?こうして見ると、どれも素敵な挙式スタイルですよね!深く意味を知ることで、儀式のひとつひとつが感慨深いものとなりそうです。お二人に合ったスタイルで思い出に残るような結婚式を挙げてくださいね♪

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